「コップ座の神話ってどんな物語なの?」
「それに、そもそもなんでコップが星座になってるの!?」
など気になる事がありますよね!
あまり聞かない名前の星座だけど、この神話には他の神話にも出てくる人物が出てくるので、そこも注目です!
あと、最後の方でお伝えしている「人の心変わり」が面白いです。
そのおかげで、違う季節の星座となったと言う物語があるくらいですからね〜。笑
というわけで今回は、コップ座の神話を物語形式で読みやすく紹介していますので、最後まで読んでいただければと思います!
コップ座の神話!
さて、今回見ていくコップ座とは、私たちが知っているカップというより、杯の両側に耳が付いているものを指します。
イメージとしては優勝カップの上部分。
また、物語の前提知識としてコップ座のモデルとされているのが、酒の神ディオニソスが持っていた杯だとされています。
では、さっそく神話の物語を見ていきましょう!
◆物語
神々の王ゼウスとテーバイの王女セメレの間に生まれたのが、のちに酒の神と呼ばれるディオニソス。
神と人間の間に生まれたことから、特殊な力を持っていると言われているディオニソス。
ある日、彼は事件に巻き込まれてしまう。
海辺に座って笛を吹いて楽しんでいると、漁船のフリをした海賊たちが近づいてきて、ディオニソスを攫ってしまうのです。
ディオニソスは王女の息子ということもあり、身なりが豪華だったので身代金を取ろうと狙われてしまった。
海賊に捕まったディオニソスは、マストに縛り付けられて、
海賊たちは
「お前はどこに住んでいるんだ!?」
と何度も問い詰めます。
しかし、ディオニソスは一言も話さず不敵に微笑んでいるのみ。
見た目は普通の青年なのに、態度が変なので海賊は少し気味が悪く感じでいる時、海賊の中にいた若い男がディオニソスを可哀想に重い縄を解こうとしました。
すると、
「そんな事はしないでもいいよ。」
と言うのです。
ディオニソスがそう言った、その時!
船の周りに美しい音楽が聞こえ出し、ディオニソスが縛られていた縄が勝手に解けて、ブドウの蔓に変わっていくではありませんか。
そのツルは、船のマストや帆に絡み付いていき、海賊船は身動きができなくなってしまいます。
これだけでも海賊たちはビビっていたが、
それだけでなく、ディオニソスの周りには鳥や獣たちが現れ、彼を守るように陣形を固めた、
ついに、怖くなった海賊たちは海に飛び込んで逃げようとします。
しかし、男たちの手足はひれに変わり、体は鱗のない、ツルツルの魚のような姿に変わってしまうのです。
ギリシャ神話にはこのように伝わっているけど、これが哺乳類であるイルカが生まれた瞬間だとされてるんですよ。
実は、この時ディオニソスを助けようとしていた若い男だけを助け、「私は酒の神である」と名乗った後居なくなった。
このディオニソスが持っていたコップが星座になったのだそうだ。
◆ディオニソスの豆知識ディオニソスが生まれたと言われているテーバイは、ワイン用のブドウの産地なんだそうです。
これが理由で酒の神とされてたとも言われています。
ちなみに、ディオニソスは「かんむり座の神話」でも重要人物として出てくるので、気になった方はチェックして見てください。
さて、先ほどイルカになった海賊たちって、その後「琴の達人アリオン」を助けた後、いるか座になったと言う神話もあるんですよ。笑
もしかすると、心を入れ替えてイルカとなった後は人助けしていたのかもしれませんね〜。^ ^
以上がコップ座の神話の物語だと言われています。
終わりに
さて、今回はコップ座の神話を見てきました。
あまり馴染みがないコップ座でしたが、最後にお伝えした海賊たちの心変わりが面白いですよね!
では、今回の天文ダンディこの辺りで!
最後まで読んで頂きありがとうございました〜。^ ^