黄道十二星座の1つ「みずがめ座」は、朝のテレビ占いでも良く聞く星座でよね。
占いでは名前をよく聞くけど、ちゃんと星座を見たりその神話については、知らないことが多いんじゃないでしょうか?
みずがめ座って、水の入った壺を想像すると思いますが、実際はそれプラス美少年がみずがめ座の姿なんですよ。
「なんで、美少年が?」
という疑問は、この後の神話を見ていただけると、その理由がわかります。
というわけで今回は、みずがめ座の神話を物語形式で、わかりやすく紹介していきたいと思います!
みずがめ座の神話
みずがめ座の姿は、
オリンパスで、神々に飲み物をつぐ係の美少年ガニュメデウスの姿だとされています。
また、ガニュメデウスはギリシャ神話では、女性と比べても美しい中性的な男性なのだそうです。
それと、このあと詳しく紹介していますが、このみずがめ座の美少年はある国の王子だったりします。
では、さっそくガニュメデウスがみずがめ座にされるまでの、神話の物語をみていきましょ!
◆物語
オリンポス(神々の住処)には、
「青春の女神へべ」
という酒宴の時に飲み物をつぐ係の神がいました。
しかし、最近オリンポスに来たヘラクレスと結婚することになり、へべは飲み物係を寿退社することになります。
ある日、ゼウスは酒宴の飲み物係がいないことに困っていた時に、天界から地上を見下ろしていると輝かしい少年を見つけます。
それが、「トロイア王国の王子ガニュメデウス」と言うわけです。
ガニュメデウスの姿は、
「永遠の若さと美を象徴する金色に輝く体」
だと言われているので、ゼウスはすぐに目を付けました。
なんと美しい少年!
オリンポスの給仕係として相応の美しさだ!!
すると、ゼウスはすぐにガニュメデウスを天界に連れて行こうと、黒鷲に姿を変えてトライアに向かって、ガニュメデウスをさらってしまいました。
(この黒鷲が、わし座の神話でも出てくるわしの正体でもあります。)
こうしてオリンポスに連れてこられた美少年は、酒宴で神酒ネクタルや水をつぐ係になったとされています。
以上が、みずがめ座の神話となっています。
先ほどの話が、古代から水瓶の星座とされていたみずがめ座の神話として、語られることが多い。
実は、みずがめ座にガニュメデウスの姿を描くようになったのは、古代ギリシャ時代以降のことなんですよ。
それ以前は、水瓶だけだったり、水瓶を背負う少年や男性が描かれていたそうです。
また、古代エジプトでは「男たちが水瓶をナイル川に投げ入れて、水を汲むから氾濫する」と信じられていたそうです。
まあ、どの古代文明もこの星座には、水瓶が関連付けていたことは変わりありません。
ちなみに、秋の星座には水が関係していることが多いし、神話も川や海が登場することが多いほどです。
水瓶座から垂れる水は、みなみのうお座の方に注がれていますからね〜。といっても、「みなみのうお座の神話」とみずがめ座は関係ないんですが。笑
まぁ、他の季節の星座の神話にも川や海が舞台なことが多いけどね。
おわりに
誕生日がみずがめ座の方は、攫われるほど美しいガニュメデウスと言うことを知ってると、占いが最下位でもなんか誇らしいかもしれませんね!笑
実際は、攫われることが良い訳じゃないけど…。
まぁ、他の誕生星座の神話ってあまり良い感じとは言えないので、みずがめ座の神話は比較的アリですよ♪
では、今日の天文ダンディは終わりです!
最後まで読んで頂きありがとうございました〜。^ ^