「うお座は占いでもよく聞くけど、神話ってどんな物語なの〜?」
「やっぱり、魚と関係があるストーリーとか!?」
今回紹介するうお座は、朝のテレビ占いでも用いられる星座なので、名前を知らない人はいませんよね。
でも、この秋の星座と関連助けられた神話の物語は、あまり知られていません。
実は、同じ秋の星座で、黄道12星座の1つ「やぎ座の神話」と繋がっていたりもするんですよ。
というわけで今回は、うお座の神話を物語形式で楽しくかつ、分かりやすく紹介しているので、一緒に見ていきましょう!
うお座の神話
うお座は、古代メソポタミア文明に由来する星座でもあり、紀元前3000年前からある最古の星座の一つだったりします、
このメソポタミア文明でうお座は、チグリス川とユーフラテス川の合流地点を表した星座だとされています。
つまり、2つの川が合わさる様子の星座ですね。
また、時代によってうお座は「人魚とツバメ」の姿とする場合もあります。
さて、前置きが長くなりましたが、神話として関連助けられているのは、二匹の魚の姿です。
このギリシャ神話では、先ほどとは少し違う印象になってきます。
まぁ、ちょっとした短編の物語です。
では、さっそくうお座にまつわる神話を見ていきましょう!
◆物語
ユーフラテス川の川沿いを歩いている2人の神がいました。
それは愛と美の神アフロディーテとその息子エロス。
ねぇ、なんか大きな音聞こえなかった?
何言ってるの、聞き間違いじゃないの?
んー、たしかに聞こえた気がしたんだけどなぁ。
この時、聞こえた大きな音はとある怪物の大きな足音だと、2人はまだ気づいていない…。
ねぇ、散歩も飽きてきたし、そろそろ神殿に帰ろうよ!
そう……え?
ドーンッ!?
アフロディーテが返事をしようとした時、突然大きな音がなり、二人の近くに大きな物体が出現していました。
音があった方を2人が振り返ると、とても大きな怪物がいました。その姿を見たアフロディーテとエロスは、その正体があの怪物だとすぐに気づきます。
その正体は「テュポン」という名の大きな怪物。
神々の王ゼウスでさえ手を焼くほど凶暴で、一番危険な怪物として神々の間でも知られている存在です。
流石に戦うわけにもいかないので、2人の神々は魚の姿に変身し、はぐれないように互いをリボンで結んで、川に飛び込んで逃げた。
これで解決。
と思われたが、偶然近くに戦の神アテナも近くにいたようで、2人の姿を面白く思って天にその姿を刻んで、うお座になったと言われています。
また、これとは少し違う場面だという説もあります。
それは「やぎ座の神話」と同じで、
「ナイル川沿いで神々の宴会に参加していた、エロスとアフロディーテが魚に変身して逃げる」という先ほどと同じ展開です。
実は、この宴会の時も「怪物テュポン」が乱入してきたことが原因で、その場にいた神々は動物に変身したと言われています。
こちらは、この時の姿を星座にしたという説です。
ちなみに、この時のアフロディーテの姿が同じ秋の星座の「みなみのうお座」という説もあるみたいですよ。
以上がうお座の神話となっています。
おわりに
さて、うお座の神話を見てきましたが、いかがでしたかー?
一応、分かりやすいように物語形式でお伝えしましたが、セリフや細かい情景などは、当サイトの想像となっていますよ。
あと、大まかな流れや登場人物には、手を加えていないのでご安心を!
また、みずがめ座って「神々にお酒をつぐ美少年の姿」とされているんですよ。なので、先ほどお伝えした神々の宴会でも、みんなにお酒を注いでいたかもしれませんよ?
神話の時系列がわからないので、あくまで「いたら面白いな〜」くらいなんですけどね…。笑
みずがめ座の物語については、「みずがめ座の神話」に詳しく書いているので、気になった方は参考にしてください!
では、今回の天文ダンディはこれにて!
最後まで読んで頂きありがとうございました〜。