「ペガスス座の神話ってどんな物語?」
空飛ぶ馬のペガサスとは違うの?」
などについて、悩んでいる方に向けての記事となっています。
ペガスス座は秋の夜空で星座を探すとき、目印にもなるので名前を聞く機会が多いですよね。
別名「秋の大四辺、ペガスス大四辺形」など呼ばれていますが、このペガススの神話って、物語の最後(ペガサスが星座になる理由)が、めちゃくちゃコメディチックなんですよ。
イメージとしては、トムとジェリーみたいな感じかな。
では、秋の星座の目印「ペガスス座」の神話を詳しく見ていきましょう!
ペガスス座の神話がギャグっぽい!
ペガスス座とは、ギリシャ神話に登場する翼を持つ天馬ペガサス(ペガススとも言う)が由来となっています。
ペガサス自体は、ファンタジー作品でよく登場するので有名ですよね!
では、ギリシャ神話でのペガスス座の物語とは、一体どんなものなのか?さっそく見ていきましょう!
◆物語
ペガサスは、見たもの石化させる怪物メデューサを英雄ペルセウスが倒したときに産まれたとされています。
メデューサの血が岩について、そこからペガサスが生まれたとされています。
(こうま座の由来とされる生き物も、同時に生まれたとも言われている。)
この後、ペガススはペルセウスを背中に乗せて飛び立ち、その帰り道に化けクジラ(くじら座)に襲われていた、アンドロメダをペルセウスと助けることになりました。
参考:「アンドロメダ座の神話」「ペルセウス座の神話」
さて、まだペガススの冒険は終わっていませんよ。
ペルセウスと別れた後は、ベレロフォンという若者の愛馬になったとされています。
(一説では、ベレロフォンはアテナから授かった網で捕獲した。)
実は、このベレロフォンという若者は、キマイラという怪物を退治を命じららていました。
また、予言者による予言によって、「倒すためにはペガススが必要だ」と言われていたんです。
そして、無事ペガススを獲得したベレロフォンは、キマイラ退治に向かいます!
※キマイラ…頭が獅子・胴が山羊・尻尾が蛇の火を吐く怪獣。
空から攻撃したら、キマイラ倒すの簡単じゃね?笑
こう言ったかは書かれていないけど、実際ベレロフォンはペガススになった状態から、キマイラの口に槍をグサリと刺して退治します。
上空から槍で一突き!
ちなみに、キマイラは火を吐こうとしてたみたいです。
こうして無事、キマイラ討伐を達成したベレロフォンは、一夜にして英雄にまで上り詰めたわけです。
この後は自分の住む国の王女と結婚して、幸せに物語が終わるかも思いきや…
俺って超すごくね?神様にもなれると思うから、オリンポス(神々が居るところ)に行くか!
そうです!
ベレロフォンは、星座関係の神話でも一二を争うめちゃくちゃな調子ノリでした。
(もう1人は、オリオン座かな。参照:オリオン座の神話)
増長してしまったベレロフォンは、天上に登るためにペガススの背になり飛び立ちました。
よし!後もう少しで…
しかし、神々はそれは許しませんでした。
特に、この行動に怒ったのは「神々の王ゼウス」だったのです。
ゼウスは、蛇を放ってペガススのお尻を噛ませ、ペガススはあまりの痛みに大暴れして、ベレロフォンは空から落下してしまうのです。
一応、ベレロフォンも英雄なので生きていました。しかし、足は骨折してその後の人生は、1人荒野でさまよう羽目になったそうです。
一方、ペガススはギャグ漫画的な展開になります。
「蛇にお尻を噛まれて痛みのあまり凄い勢いで、ドンドン上に飛んで行き、最後はそのまま星座になった」
と言われているんですよ!
これはコメディでよくある、お尻の痛みで飛び上がるのを想像していただければ、ペガススが星座になった理由の面白さがわかりますよね!笑
(まぁ、あくまでこれは一説です。
他には、ゼウスの手伝いをした後に、ゼウスによって星座になったとも言われています。)
以上がペガスス座の神話となっています。
どうでしたかー?
タイトルにあった通り、ペガススの最後はギャグマンガみたいな印象がありましたよね!
オススメ記事
おわりに
ペガスス座の胴体に当たる秋の大四辺は、有名なので目印つつペガサスの面白い神話を思い出して下さい!
お尻噛まれた勢いで星座になった姿を想像するのもいいですよ!笑
では、今回の天文ダンディは終わりです!
最後まで読んで頂きありがとうございました〜。^ ^