実は、りゅうこつ座といえば比較的最近の星座で、アルゴ座と呼ばれていたものが分解されたものの1つ。
なので、りゅうこつ座自体の神話は存在しないんですよ。
でも、りゅうこつ座は船を表すアルゴ座の一部だったので、物語としてはアルゴ号の物語を知っておくのがいいと思いますよ!
このアルゴ号の話は、多くの英雄達が
「とある財宝」
を求めて船で旅をする話となっています。
まぁ、イメージしやすいのはワンピース(ONE PIECE)なのかな?笑
というわけで今回は、りゅうこつ座(アルゴ座)の神話を物語形式で読みやすく紹介していきたいと思います!
アルゴ座(りゅうこつ座)の神話
先ほどもお伝えしましたが、アルゴ座という名前は残ってません。
この星座は、18世紀頃にこの天体がデカすぎるということで、四つの星座に分割されたのです。
このアルゴ座は船の形をした天体だったので、分割される時にも船のパーツを分けた星座の名前になっています。
その分けられた星座が、
- りゅうこつ座
- ほ座
- 羅針盤座
- とも座
この4つとなりました。
なので、上記の星座の物語は個別にはないので、アルゴ座の神話として覚えておけばOK!
さて、このアルゴ座の神話は、 実は他の星座の神話に出てくる財宝が目的の旅の話。
その財宝とは、「牡羊座に出てくる黄金の毛皮」を探し求める大冒険を描いた物語です。
では、さっそく物語を詳しくみていきましょう!
◆物語
アルゴ号。
それは、イオルコス(ギリシア中部)の王子イアソンが、「金色の毛皮を求める冒険のために建造された巨大船の名前」。
そして、イアソンはこの旅に出かけるに伴い、ギリシャ中の勇者や英雄たちに参加を呼びかけることにしました。
その結果、ヘラクレスやテセウスなど名だたる英雄達が50人め集まります。
(他にも、ふたご座のモデルカストルとポルックスなども。)
しかし、英雄が多く集まったといっても、黒海東端にある目的地「コルキス」への航海は苦難を極める。
船を難破させる妖怪セイレーンを始め数多くの難関が英雄達を待ち受けていたのです。
途中ヘラクレスの脱落などもあったが、船はコルキスに到着しイアソンは、同国の王女の魔女メデイアの助力もあり無事に金色の毛皮を手に入れる。
その時は、金の毛皮を守っていた龍を眠らせ、見事毛皮を手に入れます。
そして、数ヶ月に渡る旅を終えいイオルコスにたどり着いた。
この冒険に感動したゼウスは、イアソンたちよ星座にしようとしたが、王になることが決まっていたイアソンは星座にならず代わりにアルゴ号を星座にしたと言われています。
しかし、イアソンのその後の運命は散々だった。
イアソンは旅が終わると、妻としたメディアを捨てようとしたばかりに、メディアの魔術で全てを失った。
そして、ひどく傷心してアルゴ船にもたれ掛かっていたところ、船首の女神像がイアソンに向かって落ちてきたのです。
こうして黄金の毛皮を手に入れた英雄イアソンは、あっけなく命を落としてしまうのでした…。
以上がりゅうこつ座を含めるアルゴ座の神話となっています。
終わりに
さて、ここまでアルゴ座の神話を見てきました。
もう、一つの船に英雄50人も乗っていたら成功するだろうと思ってしまいますが、人気漫画ワンピースのように様々な苦難様々な苦難がイアソン達にあったのでしょうね。笑
この神話にも出てきた金色の毛皮は、継母の作戦によって殺されそうになった兄弟を助けた牡牛が持っていた毛皮だったします。
(この辺りは、「牡羊座(おひつじ座)の神話」を見ていただければと思います)
また、冒険にも参加したヘラクレスは後に違う理由で星座になっているんですよ。それと、彼の冒険とこのアルゴ号の冒険のように結構厳しかった物語。
ヘラクレスの冒険が気になった方はそちらを参考にしていただければと思います!
では、今回の天文ダンディーは以上です!
最後まで読んでいただきありがとうございました~。