「てんびん座の神話って、裁判とか関係あるの?」
「てんびん座の神話ってどんな物語?」
など気になりますよね!
弁護士バッチに描かれている天秤も、このてんびん座の神話に出てくる「女神の天秤」だと言われています。
このように、現代の司法にも影響を与えている神話は、一体どんな物語がてんびん座と関係しているのでしょうか。
というわけで今回は、てんびん座の神話を物語形式でお伝えしていますので、最後まで読んでいただければと思います!
てんびん座(天秤座)の神話
てんびん座は、正義の女神アストライアが持っていた、善悪を判断する天秤が天にあげられたものだと言われています。
なぜ、アストライアが天秤を手放したのか?
これは人と神との関係や時代の流れが原因だったりします。
では、正義の女神が大切な「善悪を判断する天秤」を天にあげたのか?
さっそく、てんびん座の物語を見ていきましょう!
◆物語
正義の女神アストライアは、トラブルが起こると「当事者のどちらが悪いのか?」を判断するため、魂を天秤に乗せて判断していました。
- 下がった方が悪
- 上がった方は善
という基準。
現代でいう裁判のような事をアストライアは判断していました。
神話では世の中には、いくつかの時代があったとされている。
はじめの時代は黄金時代と言われており、
気候が穏やかで、大地が潤っていて神々や人間、動物などが地上で楽しく過ごしていました。
この時代は、争う事なく平和に過ごしていたので、アストライアの天秤も善に傾いています。
次に訪れたのは、白銀の時代。
気候に暑さや寒さのように四季が現れ、人間は冬に備えて食べ物を貯蓄しないといけなくなります。
その結果、人から食べ物などを奪おうと考える人々や、権力を得ようとする人が増えていきます。
神々は以前まで楽しんでいた人間の変わりように失望し、天界のオリュンポスに去っていきます。
しかし、正義の女神アストライアだけは地上に残り、正義のあり方を説明して説得しようと頑張っていました。
だが、その願いは変わり果てた人間の心には届かず、さらに時代は流れる。
そして訪れたのが青銅の時代。
人々はさらに醜さを増し、騙したり策略などを巡らせ、人に対して憎しみを持ち、さらに親兄弟の間でも害をなすもの達も現れます。
だが、そこで神々と人間の間の子どもペルセウスなヘラクレスなどの英雄の活躍によって、アストライアの心も少しは癒されたという。
しかし、英雄達の時代も終わり「鉄の時代」に突入してしまう。
人々は再び争い命を落としていきます。
ついにはその争いごとが年々大きくなり、国同士の戦争にまでなってしまう。
そうなるとさすがのアストライアの天秤も役に立たなくなり、呆れ果てた正義の女神もオリュンポスに帰ったとさ…。
その時、持ち帰った天秤を星座になったそうです。
以上がてんびん座の神話の物語となっています!
おわりに
今回はてんびん座の神話を見てきました。
なんか、他の星座の神話と比べて神(アストレア)がいい人すぎる印象です!
他の星座の物語だと、人を攫ったり変身した女性に近づいたり、神が怒って人間に対して怪物を送り込んだりなどと比べると、めちゃくちゃ良い人!笑
てんびん座の物語を見てると、人間っていう生き物の怖さとかがありますよね。
昔から神話を通して、どのような人間がいるのか?などを昔の人たちも感じていたのかもしれませんね。
また、当サイトには他の星座の神話も紹介しているので、気になら星座の神話も合わせて見ていってくださいね〜。
では、今回の天文ダンディはこの辺りで!
最後まで読んで頂きありがとうございました〜。