「かに座の神話ってどんな物語なの?」
と気になっていませんか?
かに座のと言っても、私たちが知っているかなとは、少し違って怪物のカニが星座になった姿とされています。
また、神話の中で扱いが雑だったりします。笑
まあ、簡単に言えばヘラクレスという有名な英雄にあっけなく負けてしまうという話です。このあと詳しく書いているので、最後まで読んでいただければと思います。
というわけで今回は、かに座の神話について詳しくまとめたので、一緒に見ていきましょう!
蟹座の神話
蟹座のカニの正体は、ギリシャ神話で一番有名と言っていい英雄ヘラクレス(ヘルクレス)が倒した怪物の一体です。
この後の物語で詳しく書いていますが、この化けカニの倒され方は若干可哀相だったりします。
では、さっそく蟹座の物語を詳しく見ていきましょう!
◆物語
さて、先ほど言った通りこのカニは、普通のカニではなくて見た目は強大なカニとされています。
これはヘラクレス座の神話に詳しく書いいますが、英雄ヘラクレスはとある事情で息子を殺害してしまったことの償いとして、ミュナケイの王に「12の難行」を命じられるこになります。
※12の難行…ヘラクレスが怪物を倒していく話。
そして、ギリシア随一の英雄ヘラクレスが、この12の難行の中で、ヒュドラを退治する際に一緒に倒したのが化け物カニなんですよ。
実は、ヘラクレスはゼウスの愛人の子供なので、ゼウスの妻ヘラから憎まれていたんです。
なので、ヒュドラの援軍としてヘラは、巨大なカニを送ったとされています。
ヒュドラとの戦いの中で、怪物のカニは沼に潜んでいました。
そして、ヘラクレスがヒュドラとの熱戦に集中している時に、カニは沼から抜け出しヘラクレスよ足を斬りかかろうとしました!
すると!
ヘラクレスはカニの接近に気付きません。
そして、切られるかと思ったら、ヘラクレスに気づかれる前に勢いよく踏み潰されてしまったのです。
英雄に全く見向きもされず、倒したことさえ知らないことを哀れに思ったヘラによって、天に挙げられた星座にされたとさ…。
以上がかに座の神話となっています。
さて、かに座の物語はヘラクレスにあっけなく踏み潰されて終わってしまったけど、実はこの星座と他の複数の星座には「とある共通点」があるんですよ。
次の章では、かに座の神話と関係が深い星座についてを詳しく書いているので、合わせて読んでいただけると幸いです。
かに座の神話と関係がある星座
先ほどの章でも少し触れましたが、ヘラクレスは12の難行を命じられて、怪物たちを倒していくという話でした。
この話出できて、星座にもなっているのは蟹座以外にあるんですよ。
それは、
- ヒュドラ…うみへび座
- 化け獅子…しし座
の2つが含まれています。
また、この怪物たちには共通点があって、ヘラクレスを苦しめた功績として、神々の意向で星座になるとなっていました。
しかし、カニ座に関しては「難行に含まれなくて、おまけとして扱われる」という悲しい生き物です。
他にも、馬やイノシシの化け物とも戦いましたが、殺されず捕獲されただけなので、星座になり損ねたそうですよ。
おわりに
さて、今回は蟹座の神話を見てきましたが、どうでしたかー?
かに座のモデルとなった怪物に関しては、ヘラクレスに踏み潰されただけで、もう登場しないのはかわいそうですね…。
あと、今回の記事もそうですがヘラクレスに関係する星座って結構多いんですよ。
12の難行の獅子座とかもそうですが、確かアンドロメダとペルセウスが曾祖父母だったと思います。
ちなみに、ケンタウロス座や射手座の物語にもヘラクレスが出てきますからね。
当サイトには、これらの神話の記事もありますので、合わせて読んでいただけると、結構面白いですよ〜♪
では、今回の天文ダンディは以上です!
最後まで読んで頂きありがとうございました〜。^ ^