しし座の神話と聞くと、ライオンが出てきて「ライオンキング」的な話と、予想されていたら全然違います。

しし座の獅子は、ヘラクレスに倒されちゃう敵キャラとして描かれることが多いです。

また、しし座の神話として説明していますが、あくまでヘルクレス座の物語の一部ですからね。他にも、ヘラクレス関連の星座が多いので、そちらも合わせて知っておいて欲しいです。

 

というわけで今回は、しし座の神話について詳しくお伝えしているので、ぜひこの機会に覚えていただけたらと思います。

しし(獅子)座の神話

獅子座のイラスト

しし座の獅子とは、ギリシャ神話で有名な英雄ヘラクレスによって倒された、「人食いライオン」の姿とされています。

ヘラクレスは獅子を含めた様々な怪物と戦うことになるのですが、これが有名な「12の難行と呼ばれるものです。

 

では、さっそく物語を紹介していきますね。


 

◆物語

ヘラクレスは息子を殺してしまった罪を償うために、神託によって「12の難行」をすることになりました。

その1つ目の難行が、のちに獅子座となる「ネメアの獅子退治」というわけです。

 

ネメアという森には、気づくと人を食うライオンが住み着いていて、近隣の人々を襲っていたそうです。

このことに困った、村人は神に祈り助けを求めます。

これによって、神託でヘラクレスがこの戦いに身を投じるようになってしまうわけでもあります。

 

さっそくヘラクレスは、ネメアの人食い獅子を退治しに向かうが、この獅子はただのライオンではありませんでした。

その正体は、

「半人半蛇の妖怪エキドナの子供で、皮は矢も剣も通さないほど堅く、その下には甲羅のような硬い筋肉を持つ怪物」

だったのです。

 

ネメアについたヘラクレスは、血がこべりついた獅子を見つけると、弓や剣で戦いましたが全く効く様子がありません。

鋭利なものでの攻撃がダメなことに気づいた、ヘラクレスは持っていた棍棒で思いっきり殴る戦法に変更します。

やっと、獅子を気絶させることに成功したが、打撃だけでは息の根を止めることができません。

 

なので、ヘラクレスは武器を捨てて、首を締めて倒すことにしました。

それから三日三晩その体制で首を締め続けて、やっとの事で人食いライオンの討伐を成功させました。

その後、ヘラクレスはこの後に続く難行(戦い)のために、獅子の皮を獅子自身の爪で剥ぎ取って、肉を食べたそうです。

また、

頭部をカブト、皮を鎧として身につけて、この後続く戦いに赴いたとされています。

 

こうして獅子を討伐しましてが、獅子自身はヘラクレスを苦しめた功績で、獅子座とされたとさ…。

 

以上がしし座の神話となっています。

しし座の神話と関係がある星座

しし座の神話というか、ヘラクレスが12の難行で倒した怪物達は、基本的には星座となっているんですよ。

 

例えば、2番目に倒したヒュドラという怪物は「うみへび座」となり、この時同時に倒された化けカニは「かに座」となりました。

実は、難行の中ではヘラクレスに殺された怪物は、神々の意向で星座になることが決まっていたそうです。

しかし、ほかの怪物たちは命を奪われず、捕獲されたものも多かったので、星座になり損ねたものたちも多いみたいですよ。

 

ちなみに、かに座に関しては「かに座の神話」に詳しく書いていますが、難行に含まれておらず「道中のおまけで倒された哀れな敵」だったりします…。

 

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おわりに

さて、しし座の神話を見てきましてが、どうでしたかー?

 

しし座の話というよりかは、ヘラクレスの話となりますが、ヘラに嫉妬されてなんか大変そうですね。

父親のゼウスが悪いのに…。笑

まぁ、星座と関連関連付けて語られる神話としては、結構長編で盛り上がる話だと思うので、ほかの「ヘラクレスの神話の関連記事」も見ていただければと思います。

 

では、今回の天文ダンディは以上で!

最後まで読んで頂きありがとうございました〜。^ ^