このからす座の神話を見ると、私達が持つカラスのイメージが物語とリンクしているんですよ!
例えば、このからす座の神話だと「からす」は悪いやつって印象ですし、私達が持っているカラスに対する印象も同じような感じで、他にのも頭がいいなどもありますよね。
なので、昔からカラスって生き物のイメージは悪かったのかもしれませんね。
また、この物語ではカラスが
- なぜ星座になったのか?
- 色が黒いのか?
など神話からのアプローチも見ていただけると面白いですよ~。
というわけで今回は、春の星座「からす座」の神話を物語形式で読みやすくお伝えしているので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
からす座の神話
からす座のモデルは、ギリシア神話に登場する太陽の神・アポロンの使いのカラスだと言われています。
でもこのカラスには欠点があり、それが元で恋人が悲劇にあってしまうんですよ。
では、このカラスが物語にどう関わってくるのか、さっそく神話を見ていきましょう!
◆物語
カラスが名取はもともと太陽神アポロンの使いの鳥。
見た目は「白く輝く美しい花を持ち、人間の言葉を理解する非常に賢い鳥」でした。
しかし 、致命的な欠点がいくつかあります。
その欠点とは、
- 口数が多く
- 軽率
- 話を盛ったり
- 嘘をついたり
など、デメリットがあるという鳥でもありました。
アポロンはそんな鳥をギリシア中部にあるテッサリアの女王コロニスに与えます。
実は、この二人恋人関係でしたが、これが悲劇の始まりでもあった。
アポロンとコロニスは恋人関係だが、天上と 地上と離れて暮らしてることもあり、会える時期や時間が限られていました。
なので、二人の間をアポロンの使いの鳥で文通のようなことをしようと思ったのです。
しばらく経ったある日事件が起こります。
鳥がアポロンの言葉を伝えるため、テッサリアにやってくると、コロニスが知り合いの男と話しているところを見かけることになりました。
そこで、鳥は「コロニスとその男性の間柄を確かめもせず」アポロンのい天上に慌てて戻り、 彼女が男性と密会(浮気)していたと告げてしまった!
それを聞いた短気なアポロンはめちゃくちゃ起こります。
なんだと!?
その男め!亡き者にしてくれるわ!!!
報告を聞いたアポロンは、すぐさま地上に向かってコロニスが住む宮殿へと向かった。
そこでアポロンは人影を発見して、それを密会相手の男だと思い、弓を構え人影に向かって矢を放ちました。
アポロンが放った矢は見事胸に刺さる。
しかし、アポロンが放った矢を受けたのは恋人のコロニスだった。
死の直前コロニスは、アポロンにその話は誤解だと話し、おなかの中の子ども育てて欲しいと託しました。
そしてコロニスは引き取った。
アポロンはコロニスのお腹の中から息子を取り上げ、ケンタウロス族の賢者ケイローンに養育を頼みました。
この子供が育ち、後に医術の神アスクレピオスとなる。
だが、この神話にはまだ続きがある。
また、アポロンに大げさな報告をした白く輝くカラスは、当然アポロに激怒されその結果罰を与えられることになりました
- 白く輝く羽の醜い黒に染められる
- 人間の言葉も奪われた
挙句に天ににあげられ、星座とされその醜い姿を晒し続ける。
しかし、これでもアポロンの怒りは収まらず、からす座の右にはコップさというものがある。
でも喉が渇いても鳥のくちばしではコップの中の水には届かないので一生乾きを潤すことはできないという話もあるとさ…。
以上がからす座の神話の物語となっています。
おわりに
今回は、からす座の神話を見てきました。
どうでしたかー?
カラスのイメージ通り、悪役というかはた迷惑なやつだ!と思った方が多いんじゃないでしょうか。笑
まぁ、確認しないアポロンもどうかとは思うけど…。
では、今回の天文ダンディはこの辺りで!
最後まで読んで頂きありがとうございました〜。^ ^