やぎ座(山羊座)の神話！産まれた時から不運の連続な物語

「やぎ座って占いしか知らないけど、神話ってどんな話があるんだろ〜？」
「私、やぎ座だから素敵な話がいいかな♪」

など、思っている方に向けてこの記事を書いています。

秋の星座の１つで、笑った口の形をしている「やぎ座」で語られる神話は、結構不運な男性がモデルとなっています。

どのくらい不運なのか？

それは生まれてから、姿を星座になるところまでは、確実に不運な印象をつくらいですを

星座の形は笑ってる口なのに…。

まぁ、星座のモデルとなった神話が不運なだけで、占いとは関係ないのからネタとして覚えておけばいいでしょう。

というわけで今回は、やぎ座の神話を分かりやすく物語形式で、お伝えしていきたいと思います！

やぎ座を神話で見ると不運すぎる！

やぎ座と聞くと動物のヤギを思い浮かべるかと思います。しかし、星座でのヤギは「上半身が山羊で、下半身が魚」の姿だとされている。

実は、この姿のモデルは「パーンという神」だったりします。でも、何で「上半身が山羊で、下半身が魚」みたいな珍妙な姿なのか？

これは、やぎ座が関係している神話を見ていただければわかりますよ。

また、やぎ座はシュメール時代には、「大神エア」の姿とされていました。でも、今回紹介している神話は、よく語られるギリシャ神話の物語となっています。

では、さっそく山羊座と関係があるギリシャ神話を紐解いていきましょう！

◆物語

やぎ座の姿だとされるパーンは、羊と牧畜の神で上半身が人間で、頭と下半身が山羊の姿をしています。

そして、

• 母親は妖精のドリオペ
• 父親はゼウスorヘルメスのどちらかだとされている。

パーンは生まれた時から、「顔がオッサンみたいな面構えだったので、母親ですら乳をあげるのを嫌がり、逃げ出してしまう」ほどです。

パーンの不幸はまだまだ続いていきます。

それからパーンも大きく成長します。

ある日、神々がナイル川沿いで、大宴会を開いて大盛りで歌って踊ったりしていました。

パーンも得意の葦笛を吹いて、その場を大きく盛り上げて楽しんでいましたが、そこで大きなトラブルが起こってしまいます。

そのトラブルというのは、ゼウスですら手を焼くほど凶暴な「巨大怪物テュポン」が、神々の宴会に乱入して暴れ出したのです！

危険な怪物の乱入で、楽しい宴会も一瞬にして変わってしまいます。

その場にいた神々も、テュポンの恐ろしさを知っているので、みんな動物の姿に変身して逃げはじめました。

当然、パーンも魚に変身して川に飛び込んで逃げました。

しかし、パーンはあまりの恐怖で慌て過ぎて、水に浸かった下半身だけ魚に変わっていたのです。
それどころか、上半身は本物の山羊になっているではありませんか！

でも、パーンは逃げることに夢中で、自分が変身を失敗してることに気づかない。その珍妙な姿で、必死に泳いで逃げようとします。

変身したパーンの変な姿に、その場にいた神々は大笑い。

ゼウスもあまりの面白さに爆笑して、その姿を記念に星座にして、秋の夜空に刻んだとされています。

ゼウス

ギャハハハ〜
よし、パーンの面白い姿を記念に星座してやろう！笑

これがパーンの珍妙な姿が、山羊座になったかわいそうな神話の物語です。

ちなみに、テュポンとパーンはとある言葉の語源なんですよ。

• 慌てて逃げるパーン…パニック
• 突然現れた怪物テュポン…台風(typhoon)

この２つが、それぞれの言葉の語源だと言われています。

また、パーンが持っている葦笛にも、ちょっと可哀想なエピソードがあったりします。

んー、なんとなく失恋する理由がわかりますね。

まぁ、でも生まれた時に顔がオッサンという理由で、母親に逃げられたところから始まるのは、不運以外の何者でもないけど。

それでも、ストーカーはいけませんけどね〜。

さて、以上が山羊座に関係する神話となっています。

おわりに

さて、ここまでやぎ座の神話を見てきましたが、どうでしたかー？

やぎ座の姿とされるパーンが、生まれてから不運の連続でしたよね！

母親に母乳をあげるのを嫌がられ、変身に失敗したら笑われて星座にされるなど、ほんと災難な神話の物語です…。

もしかすると、やぎ座の形が笑った口に見えるのは、神々が爆笑していたからかもしれませんね〜。

まぁ、失恋の話に関しては「そりゃ、逃げるわ！」って印象なので、ノーコメントで。笑

だからといって、今回の話が誕生日がやぎ座の方に直接関係ない話なんですけどね〜。

では、今回の天文ダンディは以上です！

最後まで読んで頂きありがとうございました〜。^_^