「おおいぬ座の神話て感動的なの?」
「二つの物語があるって言うけど、どんなストーリーがあるの?」

など気になることがありますよね。

 

神話と聞くと小難しい話という印象がありますが、おおいぬ座の物語は馴染みある話だったりします。

「なんか、丸々の話に似てるね!」

と思う作品があったりしますからね。

また、星座にまつわる神話を知っておくと、天体観測の時に星々がより綺麗に見えたりしますよ。なので、この機会におおいぬ座にまつわる、二つの物語だけでも覚えていってください。

 

というわけで今回は、おおいぬ座の神話を物語形式で読みやすく紹介していますので、さっそく見ていきましょう!

おおいぬ座の神話

おおいぬ座の図

おおいぬ座の神話は、いくつかあるけど「こいぬ座」と同じくオリオン座の猟犬の一匹という説があります。

でも、一般的に語られる神話は、これとは違う話が書籍でも書かれることが多いと感じています。

 

この物語は簡単に言えば、

「矛盾な力を持つ動物の戦い」がテーマです。

つまり、おおいぬ座の神話とは「絶対貫けない盾と何でも貫く矛」みたいな話となっています。

 

詳しくは、この後に物語形式で紹介しているので、さっそく見ていきましょう!


 

◆物語

おおいぬ座の大犬は、月と狩猟の神アルテミスが侍女プロクリスに与えたレプラスがモデルとされています。

この名犬レプラスには神から、

「どんな獲物も絶対に捕まえられる俊足」

という力を与えられている名犬でした。

 

また、プロクリスにはレプラスと一緒に、「狙った的を外さない投げ槍」も授けられていました。

 

アルテミスアルテミス

プロクラスに、名犬レプラスと的を外さない槍を授けましょう。

侍女

アルテミス様
ありがとうございます!

 

しかし、この授けれたものが彼女には悲劇の始まりだった…。

 



 

ある日、プロクラスは夫のケファロスに頼みごとをされました。

 

狩人

ねぇ、今日狩に行くから槍とレプラスを貸してよ!

侍女

うん、別にいいけど早く帰ってきてね。
まぁ、私も森に入って木の実とか取りに行くけど。

 

こうして、ケファロスは狩に出かけて順調に狩をしていました。そして茂みの向こうに、また獲物の影が見えたので槍を投げます。

 

しかし…。

槍が当たったのは妻のプロクリスだったのです。

 

狩人

俺は…、なんてことを…

 

妻を誤って殺害してしまったケファロスは、悲しんでしばらく落ち込んでいました。

 

そして、妻から借りたこの槍と犬でせめて人の役に立ちたいと思ったのか、ケファロスは近くの街で「悪さをする狐を退治」することに決めた。

狐を探して出没しそうなところを探索していると、噂通り凶暴な狐を発見すると同時に「獲物を絶対捕まえる犬レプラス」を放ちます。

 

狩人

よし!レプラスあの悪い狐を捕まえてこい!

 

すぐに捕まえられると思っていたが、惜しいところまで行っても狐を捕まえることが出来なかった。

なぜ、捕まえられなかったのか?

 

それは狐が神から

「絶対に捕まらない俊敏さ」

を与えられていたからです。

 

こうなっては
「どっち勝っても、神の力が間違っていると証明していまう」
と思ったゼウスによって、レプラスと狐は石に変えられてしまいます。

 

ゼウスゼウス

よし!石にした後はレプラスだけは星座にしてやろう!

 

そして、名犬と名高いレプラスだけがおおいぬ座の星座になったと言われています。きつねは悪さばかりしてたから、星座にならなかったのかもしれません。

また、一説では決着を速くつけようと思ったケファロスが、槍を投げようとした時、神々が狐とレプラスの二匹を惜しいと思って石にしたとも言われています。

 

実は、これとは違う忠犬ハチ公的な逸話が、おおいぬ座の正体とされることもあります。

◆忠犬のおおいぬ座

もう一つは、主人待ち続ける忠犬の話です。

アテナの王イカリオスはメーラという大きな犬を飼っていました。

そして、イカリオスはメーラを自分の子供のように可愛がっていて、メーラもまた主人によく従った忠犬です。

 

しかし、いつしかイカリオスは病で無くなってしまいますが、メーラは主人のお墓の前にご飯も食べず、眠りませず帰りを待ち続けたと言われています。

そして、イカリオスの後を追うように死んでしまいました……。

 

この行為を神々によって、その行いを賞賛されおおいぬ座とされましたとさ…。

 

実は、「こいぬ座の神話」は上記の物語と似ていて、主人を待ち続ける子犬の話だったりします。また、主人が帰ってこない理由がヤバイので、記事を見ていると原因がわかります。

あとは、飼い主候補の一人「オリオン座の神話」もサソリに刺されない話もあるので知っておいたほうがいいですよ!


 

以上の二つの物語が、おおいぬ座の神話となっています。

最後に

さて、おおいぬ座の2つの神話を見てきましたが、いかがでしたかー?

 

どっちの話を覚えておくほうがいいのかについては、書籍を見ても書かれている割合が同じなので、あなたが好みだった話を覚えておくのがおすすめですよ!

どっちの話をしても間違っていないですからね。

 

では、今回の天文ダンディは以上で!

最後まで読んで頂きありがとうございました~。