実は、うみへび座が関連づけられるギリシャ神話では、「とある有名なモンスターがモデル」なんですよ。
スマホゲームでも出て来るキャラクターであったり、ファンタジー作品では定番だったりもします。
また、うみへび座を含めて獅子座なども繋がっている物語なので、この記事と合わせて読むと物語が広がりますよ〜♪
というわけで今回は、うみへび座の神話を分かりやすくお伝えしているので、この機会に覚えていっていただければと思います。
うみへび座の神話
うみへび座のうみへびは、「9つの頭を持ち毒の息を吐く巨大な怪物ヒュドラ」のことだとされています。
「いや、星座には9つも頭がないよ!」
と思うかもしれないですね。
これは、あとで詳しく紹介していますが、英雄ヘラクレスに倒される時に斬られたので、残った1つ目の頭だとされています。
さて、あまり前置きが長くてもあれなので、さっそくうみへび座の神話を見ていきましょう!
◆物語
とある事情からヘラクレスには、「12の難行」が課せられ、数々の怪物たちと戦うことになります。
とある事情については、「ヘルクレス座の神話」を参照ください。
さて、この12のうち2つ目の難行が、沼地に住む怪物ヒュドラを倒すことでした。ヒュドラは巣穴から出てきて、近隣の町の家畜を荒らしたり農地を荒らしたりもしていた。
そこで英雄が神託で退治に来るわけです。
ヘラクレスは沼地に着くと、まずヒュドラの住む巣穴に火矢を放ちあぶり出すことに成功して、戦いを挑んだが英雄ヘラクレスは苦戦を強いられる。
その理由は、「9つの首が切っても切ってもすぐ生える」という能力を持っていたからです。
流石の英雄もこれには手を焼いて、一向に決着がつきませんでした。
なので、同行していた甥のイオラオスに手伝うように求めた。
すると、ヘラクレスがさっきまでと同じように首を切り落とした後、イオラオスは松明(たいまつ)の火で、切り口を焼き新しく生えてこないようにしたのです。
見事予想が的中したことで、次々にヒュドラの首を切り落とし、傷口を焼いていきました。
こうして長時間続いた戦闘も決着がつき、この後もヘラクレスの冒険は続くことになります。
一方負けてしまったヒュドラは、最後に残った一本の首の姿で「うみへび座」の姿となりましたとさ…。
以上がうみへび座の神話の物語となっています。
ちなみに、ヒュドラと戦っている時にゼウスの妻ヘラがヘラクレスの邪魔をするために、巨大なカニを遣わしたと言います。
しかし、戦いに集中していたヘラクレスに、気づかれず踏み潰されたとされていますよ。
なんか、扱いが雑ですね…。笑
うみへび座の神話に関連する星座
さて、先ほどの話で少しお伝えした「12の難行」とは、うみへび座のヒュドラの他も星座になったとされています。
一番初めの難行では、獅子座人食いライオンや先ほどの踏み潰されて化け物カニは蟹座なりました。
「なぜ、これらが星座になったか?」
といえば、彼を苦しめた功績として星座にあげられた物です。
元々、これらの難行に挑戦する間に彼に退治されたモンスターたちは、神々の意向で死後は星座になることとなっていました。
ちなみに、チラッと紹介した蟹座の化け物カニは、ヘラクレスの難行にも含まれてなく、付録として扱われている…。笑
また、ヘルクレス座の神話にも詳しく書いていますが、他にも怪物退治をしています。
実際は、化け馬や猪などは捕獲されたので、 命を落とさず、星座になり損ねたとされているんですよ。
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おわりに
さて、ここまでうみへび座の神話を見てきましたが、いかがでしたかー?
うみへび座の物語に出てきた「ヒュドラ」は、ファンタジー作品でも出て来ることが多いので、首が生えて来るのは有名ですよね。
ゲームなどのキャラクターとしてでも、出て来ることが多い気がします。
この有名なモンスターが、まさか星座と関連づけられているとは知らなかったんじゃないかと思います。
まぁ、見つけにくい星座なので、誰かとうみへび座を見かけたときに今回の話を語ってみると天体観測が、
ただ、星を見るだけでは無くなるんじゃないかなぁと思います。
では、今回の天文ダンディは以上です!
最後まで読んで頂きありがとうございました〜。^ ^