「ぎょしゃ座の神話ってどんな物語?」
「そもそも馭者ってなんぞや!?」

という方に向けての記事となっています。

 

まず、ぎょしゃ座の馭者とは、馬車に乗って馬を操っている人の事を指す言葉

これは海外の映画なのどで、見たことがあるとじゃないでしょうか。

さて、本題のぎょしゃ座の神話ですが、簡単に説明すると「足が不自由な事をハンデとせず戦った国王の物語」です。

まぁ、書籍などでもこの人物の神話を記載することが多いけど、他の人だという説もあったりします。

この辺りは後ほど紹介していますので〜。

 

というわけで今回は、ぎょしゃ座の神話を物語形式でお伝えしているので、一緒に星座のストーリーを見ていきましょう!

ぎょしゃ座の神話

ぎょしゃ座の図形

ぎょしゃ座は、

「アテネの王エリクトニウス又は、馬車の達人ヒッポリュトスの姿」

がモデルと言われています。

 

ちなみに、星座に関する本ではぎょしゃ座の神話は、「エリクトニウス」について記述されていることが多いです。

なので、ここではエリクトニウスの神話をメインに紹介していきたいと思います!

 

では、さっそくぎょしゃ座の神話の物語を見ていきましょう!


 

◆物語

ギリシャ神話に登場する「エリクトニウス」は、神と女神の息子だったりします。

  • 父親は鍛冶の神ヘパイストス
  • 母親は知恵と戦いの神アテナ

 

エリクトニウスは、父親に似ていて生まれつき片足に障害がある子供で、生まれてからはアテナの神殿で育られる事になります。

足が不自由という説もあるけど、下半身が蛇だという説もある。



大きく成長したエリクトニウスは、アテナのが守護しているアテナイという国の王になり、国民に好かれる善政をしいていました。

それだけでなく、彼は勇猛果敢な戦士でもあったのです。

 

エリクトニウスは、足が不自由な事が関係ないかのように、体を馬に縛り付けて戦場を駆け巡っていた。

また、戦士としただけじゃなく、鍛冶の神の息子というだけあって、エリクトニウスは発明の才能があり、物作りが大の得意。

 

そして、彼は足が不自由なことを補うために、とある道具を開発することにします。

 

それが「戦車」です。

 

まぁ、戦車といっても現代の兵器と違い、「4頭の馬が馬車」を戦車と呼んでいたというわけです。

つまり、戦うための馬車。

 

この戦車を自分と繋がっている手足のように操り、以前より多くの武勲を上げ、エリクトニウスは戦場を自由に走っていたと言われています。

そして、彼の死後に戦車の開発や、戦いでの功績として、ゼウスによって星座として夜空に刻まれたと言われています。


 

また、他にも関係している神話があるので、こちらも合わせて読んでいってください♪

◆他のぎょしゃ座の神話

ぎょしゃ座の古星座図には、山羊が描かれているんです。

これは、乳母の代わり幼いゼウスに乳を上げていた、アマルテイヤと言う名の雌山羊の姿。

 

ゼウスは、アマルテイヤを大切に思っていたので、死後はぎょしゃ座の一部に魂をを入れたと言います。

この山羊の皮は矢も通さないほど頑丈だったので、皮を使った「アイギス」と言う名の盾を作り、のちにアテナの物になる。

 

実は、この「アイギス」は英語表記で「イージス」と読み、アメリカ軍の防空システム「イージスシステム」の由来となっている。

 

神話では矢も通さない盾が、現代ではミサイルなどを通さないシステムとなっている訳です。笑


 

以上が、ぎょしゃ座の神話の物語となっています。

おわりに

さて、ぎょしゃ座の神話を見てきましたが、いかがだったでしょうか?

 

神の息子といえ、足が不自由な事を物ともしないで、頑張っている姿が頭に浮かんだ人も多いかと思います。

神話とはいえ、この話を思い出すたびに

「自分も頑張らねば!」

と勝手に思っていたりします。^ ^

 

星座の神話の中には、色々教訓になるものが多いので、何か好きな物語を見つけてください!

以下の記事は、お風呂を除いてはダメな教訓が学べますよ。笑

 

では、今回の天文ダンディはここまで!

最後までご覧いただきありがとうございました〜。^ ^