「わし座の神話ってどんな物語なの〜?」

とお悩みではありませんか?

 

多くの星座は大昔からある物なので、国々の神話と関連付けられて語られることが多いです。

まぁ、今はギリシャ神話と合わせて考えることが一般的。

今回紹介しているわし座もちゃんと神話があって、この星座になったワシの正体はとある神様だったりします。

多分あなたも知ってる名前ですよ!

 

というわけで今回は、わし座の神話についても詳しくまとめているので、ぜひ最後まで読んでいってください。

ちなみに、ギリシャ神話以外の話も書いているので、そちらもお読みくださいね〜。

わし(鷲)座の神話

鷲座のイラスト

ギリシャ神話では、

わし座のわしの正体は、一般的にゼウスの武器である「雷霆(ケラウノス)」を運ぶ黒鷲の姿とされています。

また、このワシは神の遣いの鳥でもあって、世界を飛び回って多くの情報収集して、ゼウスに知らせていた役割もあったそうです。

なので、ゼウスにとってはそれなりに重宝していたから、星座となったのかもしれませんね。

 

また、古代ローマ帝国の時代では、わし座としてではなく「美青年アンティノウスの姿」とされていた時代もあるみたいですよ。

これについては、後ほど詳しく書いていますので〜。

 

さて、先ほどの神話だと物語感がないので、よく語られる話としてはギリシャ神話で

「ゼウスが黒鷲に変身した姿」

というものです。

 

でも、「なぜ、わざわざ黒鷲に化けたのか?」

これについて、詳しく見ていくとしましょう!


 

他の星座の神話でも同じなのですが、ゼウスが動物に化ける時は、基本的に好みの人間に近づくためだったりします。

例えば、「はくちょう座の神話」や「おうし座の神話」に出てくる動物は、ゼウスが姿を変えて近づいた姿として伝えられることが多いです。

 

少し話が逸れましたが、このワシ座の黒鷲もゼウスが美少年ガニュメデウスをさらうために変身した姿。

ちなみに、この話に出てくるガニュメデウスは「みずがめ座の神話」に出てきて、星座にも描かれる水瓶を背負う男性の姿とされています。

上記の記事にも、詳しく書いているのですが、神々の宴会での酌係が辞めたので、その代わりとして美しいと評判のガニュメデウスがターゲットにされたわけです。

そして、ワシ(ゼウス)に攫われちゃうというお話です。

 

その見返りにガニュメデウスは「永遠の命と若さ」を得て、父親は空を飛べる馬を得たとも言われていたりします。

 

その時の姿がわし座とされて、同時にガニュメデウスはみずがめ座になったと言うことです。

大まかに説明すると以上な話が、わし座の神話として語られる物語です。


 

さて、先ほど少しお伝えしましが、古代ローマではわし座ではなくて、アンティノウス座と呼ばれていたそうです。笑

◆アンティノウス座とは

現在では、星座は88個とされていますが昔は国々でたくさんの星座があり、今では分割された巨大な星座(アルゴ座など)もありました。

そこで、「由来がなんじゃそりゃ!?」というものもあります。

それが、わし座とほぼ同じな位置にあったとされる「アンティノウス座」というもので、ローマ帝国の皇帝がつけた星座とされています。

 

理由が、美青年に夢中だったからとか……。


 

以上がわし座の神話となっています。

おわりに

さて、わし座の神話について見てきましたが、いかがでしたかー?

 

ガニュメデウスの話は、みずがめ座の神話としても語られるので、わし座がメインとなる話は少ないですね。

なので、わし座の神話としては

「美少年をさらったワシ(ゼウス)」

「ゼウスの武器や、情報集めをしていたワシ」

が星座になったと覚えておけばいいのかな?とわたし的には思っています。

 

では、今回の天文ダンディは以上です!

最後まで読んで頂きありがとうございました〜。^_^